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2020.02.10 議会運営

第48回 議員間討議はどうやれば定着するのか?

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議会事務局実務研究会 吉田利宏

お悩み(条例制定議員 40代 市議会議員)
 3期目の市議会議員です。初当選期に議会基本条例の制定にかかわりました。議員間討議の重要性についての規定を置きましたが、その後、請願をめぐって1度実施しただけで、どうも定着しません。ある議会へ視察に行きましたら、「議員間討議は、自然発生的に行われるものだ」との説明を受け、納得した同僚議員もいました。しかし、私はしっかりとそのルールを定めない限り議員間討議は定着しないと考えております。何かアドバイスをいただけましたら幸いです。

回答案
A 会議規則に規定するのは一定の実績を積んで定着した後でもよいが、まずは想定される場面を意識しながら実施要綱などを定めることが重要である。
B 議会基本条例で規定したとしても、それは導入の宣言にすぎず、会議規則で位置付けてこそ実施が行われるものである。
C 議員間討議は様々な場面で利用が想定されるため、ルール化になじみにくい。自然発生的に行われ慣例化するのを待つのが一番である。

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議会事務局実務研究会

この記事の著者

議会事務局実務研究会

議会事務局実務研究会 2011年6月、元衆議院法制局参事の吉田利宏氏と町田市議会事務局調査法制係担当係長(当時)の香川純一氏の呼びかけにより発足。自治体議会事務局、国会事務局・法制局、国会図書館の職員及び経験者によって構成された実務家集団。会員が日常抱えている小さな疑問や課題を持ち寄り、それらについてオフサイトミーティング形式で意見交換、情報交換をしながら、実務の視点に立った研究実績を、論考、講演など各種のメディアで展開。全国の議会事務局のアドバイザー的存在として実績を重ねている。

吉田利宏 よしだ・としひろ
「議会事務局実務研究会」呼びかけ人・元衆議院法制局参事
1963年神戸市生まれ。早稲田大学法学部卒業後、衆議院法制局に入局。15年にわたり法律案や修正案の作成に携わる。現在、大学講師などの傍ら法令に関する書籍などの執筆、監修、講演活動を展開。著書『ビジネスマンのための法令体質改善ブック』(第一法規、2008年)、『元法制局キャリアが教える 法律を読む技術・学ぶ技術〈第2版〉』(ダイヤモンド社、2007年)、『元法制局キャリアが教える 法律を読むセンスの磨き方・伸ばし方 』(ダイヤモンド社、2014年)、『新法令用語の常識』(日本評論社、2014年)ほか。

米津孝成 よねづ・たかのり
議会事務局実務研究会会員、かながわ政策法務研究会会員、千葉県市川市職員。
主な執筆として「議会中継の著作権とその管理について」(議員NAVI2017年8月10日号)、 「生活保護に係る争訟とその事務の課題等について」(政策法務ファシリテータ Vol.59(2018年))、 「自治体訟務イロハのイ」(2016年?2017年)、「自治体法務の事件簿」(2017年~2018年) (いずれも自治体法務NAVI e-Reiki CLUB)など。

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